ちょこ姉は20年も生命保険会社で働いています。
たまに「医療保険はいらない」と言う人がいますが、
それはどうしてでしょうか?
専門家の私が医療保険はいるのか?いらない?のかを
解説してみます。
目次
- ①お金があれば医療保険はいらない?
- ②実際の支払いは?
- ③高額医療制度とは?
- ④医療保険はどういう基準で加入すればいい?
- ⑤先進医療特約とは?
①お金があれば医療保険はいらない。
ちょこ姉がまだ新人の時の話です。
大企業の社長様に医療保険をご提案させて頂きました。
お金持ちの社長様は「えーと、この医療保険に加入したらいくらもらえる?」と
聞かれました。私は慌ててしまいました。
「入院や手術のご予定があるのですか?」と聞いたら
「そうではないです。では、例えば、僕ががんになって入院と手術したらいくらもらえますか?」
私は頭の中で一生懸命に計算しました。
先進医療で300万+50万+手術代+何回も入院をする+抗がん剤治療
=400万円~500万円かな?
「400万円~500万円です」と答えると
「だったら医療保険は必要ないです。この医療保険は400万円払って、400万円もらう保険ですよね?だったら現金で500万円。いや1000万円を医療保険だと思って別の所によけておけばいいですよね?」
聞いた時はなんの事だかすぐに解りませんでした。
そう保険料×12か月×10年=400万円でした。
高齢の社長様ですし、10年払い込み満了の企業保険。
400万円の医療保険なのは一目瞭然でした。
400万円払って400万円もらう。お金持ちの人の計算です。
この人には必要がないんです。私ははじめて医療保険が要らない人に会いました。
でも社長様は、お金持ちゆえ相続税対策が必要だと確信し、死亡保障保険をご提案させていただきました。
1年後、その社長様はがん告知され、先進医療や高額の抗がん剤治療、高額のお薬、しまいには高額のサプリメントや高額のお水を買ってました。努力とお金のお蔭で完治なさいましたが。
私の顔を見た途端に「あの時、勧められた医療保険に加入しておけば良かった。」とおっしゃいました。これもお金持ちの欲でしょうか?
私が考える医療保険に絶対に加入しておくべき人は、
①健康に自信がない人 ②持病がある人
500万円~1000万円を払っても余裕がある人は、本来は必要ないかも。
②実際の支払いは?
保険会社が医療保険給付金をどのくらいお支払いしているか?ご存じですか?
死亡給付金。第三分野の医療保険給付金。個人年金。
以前は、死亡給付金、年金、養老保険の満期金の支払いがほとんどでした。
が、今は医療保険が一番です。続いて生前給付金。
世の中が変わりました。医療もどんどん進化してます。そして保険会社も商品が変わってきてます。
③高額医療制度とは?
高額医療費制度はずーと前からあります。日本では充実した社会保障があります。
所得額に応じて一定以上の支払いをしたら後からお金が戻ってきます。
要するに、病院のお会計で支払っても4か月後にお金が戻ってきます。
ですが、差額ベット代やその他の施設利用代は自腹。
会社員でしたら収入は減ります。
自営業でしたら仕事が出来なくなりさらに収入面での不安が出出来ます。
あなたは医療費にどれだけ予算を立てる事が出来ますか?
④医療保険はどういう基準で加入すればいい?
もしあなたが手術して長期入院したら、大切な貯金を使う事になります。
どのくらいなら貯金をつかえますか?
ちょこ姉が考える医療保険は、今後のライフイベントによると思います。
たとえば①子供さんの教育資金②家や車の購入費用③旅行④趣味
に使いたかったお金を、大切なお金を、医療費に使ってしまうと、
夢をあきらめないといけなくなります。
確かに入院や手術したあとは旅行や趣味は出来なくなると思います。
ですから③ライフイベントに影響を及ぼす人は加入しておいた方が良いとおもいます。
⑤先進医療特約とは?
先進医療特約って知ってますか?
100円位で医療保険に付加する事が出来ます。
先日、癌セミナーを受講してきました。
癌になる人は2人に1人と言われています。
でも今の医学では癌も早期発見されると治る病気になってます。
重粒子線治療、陽子線治療、なるものがあり、これらは先進医療で300万円かかるそうです。
機械が高すぎて、それ相当のお金を頂かないと合わないそうです。
まだ3割負担にはなってません。
世界の中で日本は進んでいる事業なのですが、癌になっても受ける人がそんなに多い訳ではないそうです。
どして?? やはり高いから?
治る保障はしてくれませんが、生存率は確実に高い!!
もし自分が癌になったら重量子線治療を試したくないですか??
治るかは運かもしれませんが選択肢に入れたい!
そしたら100円で特約付けて医療保険に加入しておけばいい。
私はそう思いました。
皆さんはどう考えるのでしょうか?
あと④若い人20代の人独身の人はちいさくてもいいので加入しておいた方がいいです。
安い掛け捨てで十分です。
退院した後のステップに使う事も考えて。
色々とお話ししましたが、今の自分に合っているか?見直してはいかがでしょうか?
今日もブログを見て頂き有難うございました。
また明日。
コメント
長男は独立し、長女も来年大学院を卒業して社会人になるのでいよいよ保険を見直します。
アメリカで妻が倒れてICUに長く入って、保険を適用しても自腹で3000万円を超える支払いをしました。かけ続けていた日本の保険の医療部分で300万円近く支払われましたが焼け石に水でした。
仰る通り、日本の医療保険制度は有り難いです。
一門無しに近い状態で帰国した私達でしたが、直ぐに健康保険を使える有り難さに涙が出ました。月30万円の医療費が一万円以下になりました。妻の障害認定が降りるとその一万円も払う必要がなくなりました。この記事でおっしゃられている事とはピントがずれてしまい恐縮ですが、日本の保険制度は本当に有難いものです。その上で生命保険を組み立てれば良いのですから国民は恵まれています。この有り難さに気づいていない方が多いです。
貴重な記事をありがとうございました。
@パッチングワーカーさん、コメントを有難うございます。そうなんです。日本人は国から守られています。3割負担で医療が受けられる。アメリカでは全額負担で、高度医療も色々とあるので、お試し治療をされたのでしょうか?お医者様におススメして頂いたらその治療をしたいですよね~。3000万円はかなりの出費です。日本では高度医療も安く設定されているようで、海外からの富裕層の患者さんを長期ステイさせて治療を行っている医療機関もある位です。医療保険を考える上で住んでる国の保障制度を勉強する事も重要な事ですなんですね。参考にしたいと思いました。貴重な体験をお話しして頂き有難うございます。
こんにちは^^
15年前に癌のため手術しました
入院期間は1ヶ月弱でした 治療費は高かったけどあとから高額医療費でほとんど戻ってきました
保険に入っていたのでそこからも負担額が入金され保険太りした感じとなりました
再発もなく今は元気に過ごしてます
保険の大切さは実感しましたね
保険は難しいです また いろいろ教えてください(*^0^*)~♪
@pikaoさん、癌克服、おめでとうございます☀️すでに15年前との事なので安心ですね。実は私も子宮筋腫と椎間板ヘルニアで手術と入院してまして、高額医療費制度と生命保険で十分な保障があったので、ゆっくりと治療に専念できました。人生、何が起こるか解りませんょねー😅有り難みが解るのはその時だと思います。お大事になさって下さいませ。
ドイツで幼稚園を経営している私の友人も、若い頃に健康保険に入っていませんでした。怪我も病気もしないので、不要という理屈でした。勇気があると思いました。私も病気はしないので、そうしようかと思いましたが、怪我が多いのでやめておきました。
ケガが多いのであれば、傷害保険の方が良いかも。通院だけでも給付金がもらえます。若い人はお金がないから保険に加入しませんが、お金がないなら医療保険に加入するべきです。貯金が増えてきたら、解約すれば良いかと思います。解約するのって勇気が必要ですが。私も少しお金がたまってきたので、医療保険は減らしました😅解約は勇気がないです。
カウンターコメントをありがとうございます。